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アプリケーションノート
目次
コンプライアンス測定の概要
コンプライアンス測定のプロセス
コンプライアンスEMIレシーバーの要件
1GHzより上の要件
伝導性エミッション測定
伝導性テストのセットアップ
レシーバーの設定
伝導性エミッションの測定
放射性エミッション測定
オープンサイト要件
放射性エミッションテストのセットアップ
放射性エミッションの測定
最大の信号を得るためのEUTの配置
周囲信号とEUT信号の測定
付録A:電源インピーダンス安定化回路
付録B:アンテナ係数
付録C:基本的な電気量の関係
付録D:EMI測定に用いられる検波器
付録E:EMC規制機関
用語集
コンプライアンス測定の概要
公共電力網を使用したり、電磁放射が発生する可能性のある電気/電子機器は、EMC(電磁環境適合性)要件に適合していなければなりません。これらの要件は4種類のテスト(放射性/伝導性エミッションテストと放射性/伝導性イミュニティーテスト)に分類されます。
伝導性エミッションテストは、被試験機器(EUT)から発生するAC電源ライン上の信号を測定します。これらの測定の周波数レンジは通常、9kHz~30MHzです。ただし、MIL-STD測定の周波数レンジはさらに広くなります。
放射性エミッションテストでは、EUTから空間に放射される信号を調べます。FCC規制では40GHzまでのテストを求めていますが、これらの測定の周波数レンジは通常、30MHz~1GHz/6GHzです。
図1に、放射性エミッション、放射性イミュニティー、伝導性エミッション、伝導性イミュニティーの違いを示します。放射性イミュニティーは、デバイスや製品の放射電磁界に対する耐性です。伝導性イミュニティーは、デバイスや製品の電源/データラインの電気障害に対する耐性です。イミュニティーテストについては、本書では説明していません。
電磁環境適合性の問題(電気ドリルによるTV受信妨害など)の発生には、信号源、結合経路、受信部が必要です。最近までは、EMCの問題を解消するための取り組みの多くは、信号源の放射を許容レベルまで低減することに重点を置いていましたが、現在では、エミッションとイミュニティーの両方のテストが実行されます。
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