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アプリケーションノート
課題
IoT（Internet of Things：モノのインターネット）関連の低消費電力デバイスの電力消費には、μsからs、pAからAまで、大きなばらつきがあります。ユーザーが期待する長いバッテリー寿命を実現するためには、正確なバッテリードレイン測定が不可欠です。キーサイトの豊富な品揃えのソリューションを使用すれば、確度の高い測定結果を短時間で簡単に得ることができ、IoTデバイスのバッテリードレインを正確に評価できます。
デザイン／テストのニーズ
IoTデバイスのバッテリー寿命は、2～3年ではもはや不十分です。多くのアプリケーションで10年のバッテリー寿命が期待されていますが、10年をはるかに超えることも多いアプリケーションの寿命期間にわたって、「一生交換不要」または「一度セットしてしまえば後は放っておくだけ」のデバイスと、宣伝するベンダーもいます。
このような期待に応えるために、チップセットのデザイナーは、微小電流しか消費しないディープ・スリープ・モードを備えたICを設計しています。これらのデバイスには「クロック速度が遅い、命令セットが少ない、バッテリー電圧が低い、消費電流が少ない」動作モードがあります。これらのアプリケーションでは、μsまたはms続くイベントを3～6桁の電流レベルでテストする必要があります。
比較的大きい無線通信関連の消費電力を低減するために、さまざまな標準化団体が現在、アクティブ動作時間を制限する低いRFパワーレベルと単純な接続プロトコルを組み合わせた新しい低エネルギー動作モードを定義中です。無線モジュールのメーカーは、組込みプロセッサが消費電力が大きい状態を短くするためのプログラムを作成して、バッテリー寿命を延ばしています。
センシング／プロセッシング／制御／通信コンポーネントを最終製品に組み込む製品デザイナーは、周辺機器がどのように動作して電力を消費するかを把握する必要があります。デザイナーは、ソフトウェアやファームウェアを追加することにより、電源、アナログ／ミックスドシグナル・コンポーネント、デジタル/RFサブシステムを制御します。製品の製造では、より簡単なテストセットとテスト機器を用いることにより、正常なデバイスの動作をコストをかけずに短時間で検証できます。
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